のんびりと。

twitterより長い文章を書く日記。

「減」みたいな字!

緘黙」っていきなり漢字で書けって言われたら、書ける? と、妹をおちょくったら、返事がタイトルでした。
正解は上記のように、糸へんに咸です。口へんに咸(喊)ではないです。
「カン」の音は「咸」から来ているようです。そう言われれば、感、憾、撼と、全部「咸」が入りますね。
ちなみに「喊」の原字だそうです。「咸」のもとの意味は、斧を手にして脅し叫ぶ、というものなのですが、今の意味はみな、ことごとく、おなじ、やわらぐなど。なんでだー?
このあたり掘り下げると面白そうですね。
「喊」はさけぶという意味。怒りさけぶ、大声を上げる、等書いてある辺り、もとの「咸」の意味合いが強く、「叫」のように音としての意味で色々な感情を含んだ「さけぶ」より、限定的なんでしょう。
最後に本題、「緘」、これは、はこのとじひもの意、ひいて「とじる」に用いる、ということ。
とじなわ、とじる、だまる、手紙の封じめなどなど。(箝口令のカンは緘を用いることもある、封緘)
なるほど、「緘」にすでにそういう意味があると。
  
緘黙
こうして改めて見ると、てこでも話さないよ、という意志が感じられますね。
漢字って面白い。
  
  
  
というか、私はこんな時間に漢和辞典をめくって、何をしてるんでしょうね…?

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