のんびりと。

twitterより長い文章を書く日記。

「天帝のはしたなき果実」

でもって。
問題作と名高い「天帝のはしたなき果実」(古野まほろ幻冬舎文庫)、文庫化に伴いようやく読みました。
結構な直方体。背割れ撲滅主義者としては分冊して欲しい。

この作品、新書版で出たときに何故か歴史物と思い込んでいて(普段あらすじ結構確認する方なのにたまに何故かそういうことが起きる。謎)、たまたまQEDマラソンをしていたために「歴史物はもう…お腹いっぱい…」と借りずにいたんですね。
あ、新書以上のサイズの版は、基本的に図書館派です。割ける空間は有限なので。

でもって、感想を一言で言うなら…「怪作」? さすがメフィスト賞というべきか。
とりあえず慣れるまでは一時間に100ページ読むのがやっとという、物凄い読みにくさ。
文語体より読みにくい。漢文とか英文とかと同じくらいの速度なんじゃないかってレベルで、進まない進まない。
殺人が起きてからは面白かったです。
吹奏楽部メンバーによるわいわい推理、その内容は純然たるフーダニット。
この辺は作風に似合わず(?)ガッチガチでした。途中で一回ハズすのもお約束。この流れ素晴らしい。
しかし七不思議云々からの流れ、そしてラストがアレ。え!? これで終わり!!?? ってなりました。
シリーズ物だって聞いてたのに! どうすんのこれ! って。
問題作とか言われるのって、文章だけじゃなくこの辺もネックになってるからなんだろうなーと。


思い返しながら書いてて思った。
なんつーかあれだ、高里椎奈清涼院流水恩田陸森博嗣を混ぜたら化学反応が起きたぜ! みたいな作品だった気がする。まる。

プライバシーポリシー免責事項